(参考) ① 幡隨院長兵衛(ばんずいいん ちょうべえ)をご存知ですか。池波正太郎「侠客(上・下)」の小説のほか映画、歌舞伎、講談、浪曲でのヒーローですが、実は、唐津市相知町で1614年に生まれた実在の人物です。 歌舞伎などの中で、「お若えの、お待ちなせえやし」の名調子で知られていますね。 ② 幡隨院長兵衛の詳しい生涯は、皆様方で調べていただくことをお願いするとして、1枚目の写真は、昭和5年に彼の故郷である唐津市相知町に立てられた記念碑です。 この除幕式の際には、あの大相撲の横綱双葉山ほか200余名の力士が招かれ行われたということです。その写真も、現在に残っています。まさに、写真の大きな目的である記録性が発揮されています。 ③ 記念碑本体と台石用の自然石は、それぞれ20トンと60トンという巨石だそうです。 ④ さて2枚目の写真についてです。この「日本酒 幡隨院長兵衛」の広告看板は、私が居住している小学校区内に在る日本酒販売店に掲げられているものです。 こちらの販売店では、「幡隨院長兵衛」という日本酒を販売されておられますが、その理由は、販売店でお聞きした説明と販売店で作成されているパンフレットによりますと、昭和の年代まで、店主のお母様の実家が唐津市相知町で日本酒製造(造り酒屋)されていたことに加え、お母様が彼の子孫、つまりご店主・ご家族も子孫というご縁で、彼の名前を付けた日本酒を販売されているということでした。 (注)上記①から④まで、パンフレットに基づき、記述しています。
<この写真 私の心・技・体> ① 堂々とした石造りの記念碑です。残念ながら、私が撮影した日は曇天でした。曇天の日は、雲(空)が白くなってしまうので、なるべく雲(空)を入れないように撮影するのが基本ですが、大きな記念碑であり、こういう結果になってしまいました。 ② 写真撮影の場合、「雲待ち」という言葉、行動があります。雲一つない晴天も時によっては、味気なくなり、形の良い雲が欲しいものです。 したがいまして、私は、形の良い雲が流れてくるまで待つことがしばしばです。それぐらい、写真には雲が大事であり、写真の出来栄えが左右されます。
<撮影地付近の佐賀の物産品等> ① 日本酒「幡隨院長兵衛」は、日本酒ファンの私も、もちろん飲んだことがあります。さっぱりした中でコクのある美味しいお酒です。 ② ネットでは、販売されていないようですが、とても親切なお店ですので、お願いすれば、送料等込の実費で送ってもらえるのではないでしょうか。 もし、ご希望の場合は、このブログのメールフォームにご連絡いただければ、私の方からお店に問い合わせてみます。 ③ なお、お店の中には、幡隨院長兵衛に関する資料、歌舞伎の演目に係る資料などが置かれていました。