(参考) ① 東名(ひがしみょう)遺跡は、洪水防止のための調整池の建設工事に伴って発見された縄文時代早期後葉(約7千年前)の複合(集落、墓地、貝塚、貯蔵穴)遺跡です。 国内最古級の湿地性遺跡とされています。
② 発見された六つの貝塚のうち、第1・2貝塚については発掘調査が行われましたが、第3~6貝塚については、劣化防止のため調査が行われずに現地にそのまま保存されています。
③ 発掘された代表的なものは、木製の網かごで、日本最古とされ、また、縄文時代の網かごの編み方の10種類以上のものが発掘されています。 そのほか、発掘された犬の骨は、DNA鑑定の結果、秋田犬や柴犬と一致しており、鑑定で確認されたものとしては最古の犬とされています。 (注)上記①~③は、佐賀市教育員会作成パンフレット「東名遺跡のすべて」及び東名縄文の会のホームページに基づき記述。
<この写真 私の心・技・体> ① 佐賀の有名な遺跡の中には、吉野ヶ里遺跡や三重津海軍所跡(世界遺産)など地中に埋もれた遺跡となっており、実物が見えないのが残念です。
② 1枚目の写真が、東名遺跡の場所であり、調整池の底、地中にそのままの状態で保存されています。
③ 2枚目の写真は、遺跡に隣接して設置されている「東名遺跡ガイダンス展示館」に展示されている貝塚の様子(レプリカ)です。