(記事) ① (一社)佐賀県観光連盟のホームページによりますと、徐福は、有明海を経由し上陸後、1枚目の写真に在る箇所(現在の新北(にきた)神社の境内。1枚目の写真の同神社の拝殿に向かって右側。)にその証として「ビャクシン」の種を植えたと紹介されています。 「ビャクシン」は、元来、暖かい地方の樹木で、国内に自生する例はほとんどなく、1枚目の写真の古木は樹齢推定2,200年とされ、徐福の渡来時期と符号しているそうです。 この「ビャクシン」は、龍が天に登るような姿に見えることから「飛龍木」と名付けられているとのことです。
② また、新北神社の宮司さんのご説明では、1枚目の写真にあります同神社の拝殿に向かって右側には徐福像が建てられており、これは中国の徐福ゆかりの関係方面から寄付されたとのことでした。
③ 2枚目の写真は、毎年10月に、新北神社に五穀豊穣を祈って奉納される「三重の獅子舞」の像です。 (一社)佐賀市観光協会のホームページによりますと、三重の獅子舞は、約600年前に越後から伝わったといわれる民俗芸能であり、赤と緑の獅子が囃子に合わせて勇壮に舞いますが、獅子の中には、2人もしくは3人が肩車をして入っておられます。 なお、いずれの日か、この奉納される日の実物の獅子舞の写真を掲載したいと思います。
<撮影場所付近の佐賀の物産品等> ① 徐福が目指してきた有明海は、今では、なんといっても海苔の生産が著名です。2019年においても、販売枚数、額ともに16季連続日本一となっています。
② なお、余談になりますが、有明海に生息する、ⅰ)ムツゴロウ、ⅱ)ハゼグチ、ⅲ)ワラスボ、ⅳ)エツの4種の魚類は、中国の沿岸では常時見られるが、日本では有明海のみに産し、その他の海域では見られないといわれています。 このことから、いきおい、この4種のうち、吸盤のあるムツゴロウ、ハゼグチ及びワラスボの3種は、徐福等の渡来集団の船に付着して有明海に渡ってきたかもしれないという説もあるぐらいです(1989年に出版された「弥生の使者 徐福」から引用。)。