(記事) ① 写真の右手の橋は、嘉瀬川ダム建設によって元の箇所では水没することになるので、平成21年から1年間をかけて当地に移築された石造りのアーチ橋です。
② そもそも元の箇所に在った橋は、これ以前の木製の橋が大雨のたびに流されることから、頑丈な橋が求められ、地域住民が建築費用を出資、寄付などを行って造られたものと聞いています。 このように大切な橋だったので、上記①のとおり、ダムに水没させずに移設されたものです。 写真の左側の記念碑に「きずな」という銘でその歴史等が刻まれています。
作品 「菖蒲(あやめ)橋」
<撮影場所・撮影日時> 佐賀市富士町・2015年12月20日10時頃 <撮影データ> Nikon D810・AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED 絞り優先AE・f8・SS 29.9・ISO64・NDフィルター使用・HUSKY三段 KIRK Model
<この作品 私の心・技・体> ① この写真は、昨日掲載した写真同様に、所属する写真クラブの2016年の写真展に出品した作品であり、そのテーマは「橋」でした。
② 地域住民の方々の出資、寄付などで造られた橋が、嘉瀬川ダムの建築によって沈もうとしたものを、移築して残されたことに感動しました。
③ 記録写真として素直に撮影する方法もあったと思いますが、この石造りアーチ橋の歴史、時の流れを表現したく、NDフィルターを使用し、長秒露光撮影しましたが、残念ながらまったくもってうまくいっていませんですね。