<この作品 私の心・技・体> ① この写真の撮影場所は、佐賀城南堀です。 南堀のハス(蓮)は、一時期、外来種のカメの繁殖によって食べられなくなりそうになりましたが、地域の方の再生活動によって復活しました。
② さて、ハスは、春に泥の中から芽をふいて、夏に僅か3日間ほどきれいな花を咲かせた後、実を付けて写真のように茎が折れ枯れていきます。そして、また、翌春、芽を出します。まさに、輪廻転生です。
③ 写真をご覧いただくと、水面に雲間からの太陽光の反射が見えます。ハスがまた春に芽をふくまで太陽の温もりに見守られている様子です。 人の命には終わりがありますが、繋いでいくという大事な役目があります。それは子孫を残すということのみではなく、社会に何かを残すという役目もあると思います。 写真が記録を残すという趣旨からいきますと、私の拙い写真をご覧いただける方に「佐賀にはこんな景色があるんだな。」と感じていただくことを励みにします。