(記事) ① 昨日(2019年12月13日)掲載しました肥前佐嘉藩第10代藩主鍋島直正公の御墓所にあるお堂の紅葉です。 鍋島直正公は、幕末、蒸気船や蒸気機関車などのほか、西洋式鉄製大砲(アームストロング砲の完成を含む説も有り。)、鉄砲などの近代兵器の制作を完成させています。 また天然痘の予防接種である種痘の普及に尽力されている幕末の名君です。
② 直正公は、1871年(明治4年)に病没され、東京都麻布のお寺に埋葬、その後、この地、佐賀の春日山に御遺髪が納められています。 春日御墓所の案内板によりますと、直正公は春日山を避暑地としてこよなく愛されていたと説明されています。江戸でお生まれになり、江戸で亡くなられておられますが、領地領民を愛されていたことが偲ばれます。
③ 春日御墓所には、敷地内に管理人の方がおられ(管理人さんによりますと、公益財団法人鍋島報效会から管理業務の委託を受けてるとのこと。)、ひっそりとした場所ではあるが、紅葉の時期には熱心なカメラマンが撮影に来られていると話されていました。昨年は、3~4日連続して撮影に出向いたひともおられたとのことでした。 なお、今年は、写真のとおり、お堂の付近の紅葉は見事であったが、参道の方はもう少しであったと残念がられていました。