(記事) ① 今日は、昨日(2019年12月18日)掲載しました佐賀市大和町名尾地区での干柿つくりの様子です。 1枚目の写真は、木の棒を組み、屋根を稲藁で作った干柿の棚を夕方の斜光で撮影しました。冬の光に干し柿が染まり、とても美味しそうです。 撮影当時は、地区の方が村おこしの一環として作られていましたが、昨年、今年と見かけないので、近くにおられた方におたずねしたところ、2~3年前から止められたとのことでした。後継者などの不足が理由でしょうか。また、ひとつ日本の原風景が無くなり寂しいです。
② 2枚目の写真は、個人の方の干柿の干し棚です。丁度、私がこの場所に着いたときに所有者の方が干し具合などの点検、管理においでになったので、撮影の許可をいただきました。 この季節には、名尾地区のいたるところでこのようは光景が見られます。高い品質の干し柿が生産されています。
③ また、こちらの名尾地区では、約300年の伝統を有する手すき和紙(名尾手すき和紙:佐賀県重要無形文化財)が生産されています。 (一社)佐賀観光協会のホームページによりますと、県内で唯一伝統を守っている手すき和紙の工房があります。 こちらの工房には、築200年の民家を改装し落ち着いた雰囲気のギャラリーが併設されており、販売も行われています。鑑賞には、静かな態度、意識が必要と思います。