筑後川導流堤<撮影場所・撮影日>佐賀市&福岡県大川市・2013年5月
夕陽を浴びた昇開橋<撮影場所・撮影日>佐賀市・2013年5月
(記事)
① 1枚目の写真は、1980年(明治23年)完成の筑後川下流に設置された「導流堤」になります。
導流堤は、有明海河口から約6キロメートルの長さに渡って設置されており、有明海が干潮のときに姿を現します。
② 筑後川の河口は、有明海の干満の差が約6メートルと大きく、土砂が堆積しやすかったことによって川底が浅くなり、当時、船舶の輸送を妨げていました。
このため、筑後川の流れを速め、堆積する土砂を遠浅の河口に押し流し、もって、航路を維持する目的で施工されたものです。
この工事は、明治政府がオランダ人技師ヨハニス・デ・レ-ケを招き(いわゆるお雇い外国人。)築いたものであることから、「デレーケ導流堤」とも呼ばれています。
③ 1枚目の写真の上部右側に、これまで数回ご紹介させていただいています旧国鉄佐賀線の昇開橋が小さく見えます。
この昇開橋の方が、導流堤よりも上流に位置します。
2枚目の写真が、夕陽を浴びている昇開橋の光景になります。 ★撮影場所等の情報について、具体的にお知りになりたい方は、メールフォームからお問い合わせいただくか、又は、お手数をおかけしますが、次の事項で検索してください。
「筑後川導流堤」、「お雇い外国人」、「ヨハニス・デ・レ-ケ」、「旧佐賀線 昇開橋」等
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- 2020/08/20(木) 00:00:00|
- 佐賀市
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