(参考) ① 現地の石仏のそばに在る唐津市教育員会の案内板によりますと、弘法大師が唐から帰国した際、この地に立ち寄り、弥陀、釈迦、観音の三尊を刻んだのが鵜殿の石仏群の始まりとされています。 しかし、今はその当時の石仏は無く、現存する約60体のうち、最古のものは14世紀の南北朝時代のものと紹介されています。 写真の中の大きい石仏は持国天、小さい石仏は十一面観音になります。 ② 撮影した当時は、持国天などは露天でしたが、現在、風化を防止するため、屋根が設置されており、もし、今、撮影しようとしても、このような構図は取れないと思います。 ③ 付近に、「マムシがいるので注意」との看板がありますので用心してください。うっそうとしており、人影がありませんので、単独行動は避けた方が望ましいと思います。
<この写真 私の心・技・体> ① 現在、石仏の風化を防止するため、屋根が設置されており、写真のような構図での撮影は困難と思われます。 ② この写真を撮影した後、3~4年後に再訪した際、屋根が設置されていました。それを見て、全体を撮影することは困難だろうと思い、シャッターを切りませんでした。 なお、この際、東京から出向いて来たという方にお会いしました。この方のお話では、九州の摩崖仏を撮影して廻っているとのことでした。そのお話などをお聞きしたかったのですが、タクシーを待たせているとのことでかないませんでした。 ③ 参考までにですが、当時、撮影に当たって、所属する写真クラブの方から雨が続いた日に撮影に行くべきであると教えられていました。 その理由は、晴天が続くと乾燥し、石仏の色彩がうまく撮影できないからです。雨が続くと石仏がしっとりとしてきて、色あいを出してくれます。 (しかし、現在は、屋根がありますのでこのことは当てはまりません。) 一般に、石、コンクリートなどが被写体となる場合は、白飛びの危険性が大ですので、このことに気を付けられた方がよいと思います。